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2015/04/11

BOSS TR-2 トレモロ、現行品は音量調節用トリムポットを内蔵? (追記:ポットを確認)


1997年の発売以来、トレモロペダルの定番として現在まで販売が続いている BOSS TR-2 Tremolo

手頃な価格ながら高品質なサウンドで愛用するプロも多くいますが、エフェクトをオンにした際に音量が僅かに下がるため、Keeley やAnalog.Man などはそれを「改善」するための改造サービスを提供しています。

その一方で海外の楽器掲示板では、ある時期を境に音量低下しないように仕様変更されているという投稿がありました。



上は米国の楽器掲示板The Gear Page に投稿されたTR-2の基板画像。投稿者は「メガネ用の極細ドライバで回せる音量調節用のトリムポットが、基板上のR9(緑色の線で囲んだ部分)に垂直に付いている」と述べています。

このポットの存在はTR-2 の取説に書かれておらず、また筆者もTR-2 を持っていないため、仕様変更の時期とともにローランドに問い合わせました。

回答を要約すると、「使用する部品の生産終了などによって仕様変更することがある。そのため同じ製品でも生産時期で仕様が異なる場合があるが、詳細な技術仕様はユーザーに開示していない」とのことで、明確な回答は得られませんでした。

上の画像ではポットの存在は確認できませんが、該当スレッドには「新品で買ったTR-2 を開けたらポットがあった」という書き込みがあるため、ある時期以降に製造された個体にはポットがあると考えて良さそうです。

なおポットを搭載するようになったのは2006年製造分からという投稿もあります。

Roland / BOSS 非公式サイトのため100% 正確である保証はありませんが、製造時期をシリアル番号から判別するBoss Serial Number Decoder というサイトがあるので、中古のTR-2 を買う際は参考にしてもよいかもしれません。

ちなみにポット非搭載モデルの音量低下対策にはC4 Mod という改造があります。基本は基板上のC4 と書かれた抵抗を外すのみなので、興味のある方は下の参考リンク先へどうぞ。

またこれと似た話として、MXR Carbon Copy とStrymon El Capistan / Brigadier も発売後に仕様変更されています。

10月10日追記:トリムポットがあることを確認しました。使用したTR-2 はシリアル解析から2011年製と思われるので、2006年以降という説にも当てはまります。


ソース
TGP - Did Boss fix the TR2 volume drop?
TGP - School me on tremolo pedals
TGP - Boss TR2 Tremolo Volume Issue

参考: Boss TR2 C4 Mod

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